舞台 東京リベンジャーズ 血のハロウィン編 感想

はてなブログ


リベステ 血ハロ編 感想

原作、舞台共にネタバレ込みです。


時系列順で書いたらえげつない量になってしまった

長いです。重いです。

何故か今回も所々フォントが違うし大遅刻ですが悪しからず。


誤字脱字コメントその他アドバイス等ございましたらTwitterDMにてお願い致します。



会場付近に着いて、多くのお客様と共に待機する。

じわじわと広がる実感と、まさか自分が本当に見られるのかという思いが交差する。

「ドッキリでーす!」と言われた方が納得してしまうぐらい、私の中でリベステというものは良い意味で敷居が高い。

館内に入り大スクリーンに映るキャスト達に眼福とワクワクをチャージした後、案内されたままに後方の入口から入る。映画館の様に真っ暗ななか階段をあがると、スモーク?で霧がかった視界ガラリと世界が変わった。かろうじて他のお客様の存在でここが劇場であるという認識を保てているものの、まるで自分が東リべの世界にタイムスリップでもしたかのように感じた。

ライトが消え、真っ暗な世界。現実を飛び越えるこの瞬間が大好きだ。


OP前。まるで富士急の高飛車の如く怒涛の展開だった。思ってたよりパンパン展開が進んでびっくりした。それでも、ハイスピードななかその一つ一つが丁寧に扱われていて、ちゃんと一緒に未来への失望を味わえた気がする。

車爆発のシーンの。ヒナ、武道、あっくん。絶対最後に幸せになろうね

あと、原作を読んでる身としては

「俺がトーマンのトップになる!」

を、あの熱量で言って貰えたのはかなり胸アツだった。この台詞の時の木津くんの目に込められた力が正しく武道だった。



そしてOP YouTubeで聞くのと、会場で聴くのとは全く違う。タイムリープの音みたいなバスドラが心臓に響いて始まりにゾクゾクする。

正面にドシッと現れたマイキー、ドラケン、三ツ矢。私、23番だったんです。そう、ど真ん中。


幕が開いた瞬間、マイキーと目が合った。と思っちゃう訳ですね。息が止まりました。「あ、殺られる。」と、蛇に睨まれた蛙のように、息を吸うことも、目を逸らすことも出来なかった。やっとこさ間瞬き。圧倒的な空間を支配する力。オーラがギラギラ、メラメラとする大波の様な威力とビリビリとする鋭さで襲ってきました。リアルマイキーを体感。

数秒経って、マイキーのターンが終わって、ドラケンのターンに。ここでやっと視線移せた。身長高い〜。カッコイイ〜。これまたオーラが凄い。ここの仕草、謎に「うわあ、この動き方、佇まい、ドラケンっ!」と思いながら見てました。将さん、凄い。

次にバジさんがやってきてびっくり。みつやくんが先にでてきたのにバジさんピンスポ当たってるからあわあわしてしまった。

キャスト発表された時は、存じ上げていなかったし、アニメとヴィジュがちょっと違うイメージがあったのですが、いざ生で観ると艶やかな感じのバジさんでこれもアリアリのアリ!!((何様

続いてりた君、じゃなくて三ツ矢くん。いつも三ツ矢っぽいからここではあんまりピンと来てなくて、後のシーンで「三ツ矢!!!」となりました。(語彙力)

後で思ったけど、個人的には前作でにりたくんのこと全く知らないまま配信観て「まんま三ツ矢のビジュ!三ツ矢!誰?イケメン!優男!好き!」と思いながら見た後にDVDやらキャスコのyoutubeやらで人間としてのりたくんを知ったので、何だか逆に感慨深い初印象だなと思いました。


続いてパーチンからの一虎。

視力悪いマンの私は配信見るまで目を見開いてると分からなかったのですが、それでもふりかえっただけで、眼が大きいイメージとクレイジーな感じ伝わってきました。

あと、余談ですが燈くんは男水の超絶可愛いマネージャー役のイメージが強かったので、キャスト発表の時は驚きましたが、初めてイメージビジュ見た時は「この眼力、一虎だ〜!!」となりました。

でも、直ぐに歩いて去っていてしまって「行かないで〜」と心中で思ってしまう。

からの、マイキーのマントヴァッサーが超絶かっこよかった〜。惚れる。

続いて、希咲。ちょっと優等生感があるお顔の方をキャスティングされてるの、スタッフさん天才。これからが楽しみ。

半間。1作目の時は原作読んでなかったからただの胸糞な敵にしか見えてなかったけど、1作目の後に原作読んだから、何か謎が多すぎる。なんで。けど、アンタもきっと元は人を思って泣けるいい人なのかなって、幸せになって欲しいなって、思っちゃうよ。


そして、ちょっとあってからの溝中4人!あっくん生きてる 以外は闇深き今作の唯一の純な光属性!かあちい!キャスコハウス東リべ回で覚えたよ史人くん!たしか関東事変辺り編で4人の若干良い見せ場があるけど、そこカットされちゃうのかな


間奏部分のアンサンブルの皆さんの喧嘩シーン、どこを見ても迫力満点で「ドコヲミレバイインダ」ってなってた。


からの!創設メンバーが集結!!集合写真のまま!


当時アニメ見た時から創設メンバー6人の写真大好きだし、センターで丁度いい感じに視線がこっち向きだから「ねえ無理。こんなのダメだよ。バジさんも一虎くんも戻ってきてよ。またこうやってみんなで写真撮ろうよ。馬鹿みたいなことで笑ってよ。」って思ってたら既にOPで泣いてしまった。

あと、シャッター音が鳴るまでに他のキャストさんがステージに来るからちょっと時間があるのですが、その間に前作大好きだったドラケンの眉間に皺寄せた片手のごめんが見られて内心黄色い悲鳴をあげておりましたし、平和に6人がワチャワチャしているだけでもう涙腺殺られましたありがとう。


三番隊隊長任命式。って言いにくくない?何回も聴くのにむっちゃ聴きやすいのだが。あと、個人的感想としては、薄ミュ齋藤編のCDで「三番組組長」までアンサンブルさんに言ってもらって「斎藤一」だけ決めるシーンがあるので、この言い難い台詞を任されるところに勝手にエモを感じてしまいました

バジさんが殴ってその場を大々的に荒らしながら収めてくれる。

その時の三ツ矢、マイキー、ドラケン、バジさんの表情が堪らなかった。「何がしてえの?」って真っ直ぐに向かい会おうとする三ツ矢も、敢えて挑発的ににいっ笑うバジさんも、いきなり現れたバジさんを髪で影になった顔と本気の大きな声で引き止めてくれる必死なマイキーも、荒れた後に優しく気遣ってくれるドラケンも。まだ始まってちょっとしか経ってないのに、その全てに4人の繋がりが見えた。

あと、ドラケンの

「マイキー気にすんな。アイツはそういう奴だ。」

の台詞、アニメだと2文目にピントを置いてこれから話すバジさんとの関係を含むようにちょっと意味深に感じた。けれど、舞台は1文目にピントを置いて割とフラットな言い方をしているように感じた。目線もマイキーを最初に見てからバジさんの方に視線を向けて遠い目をしていて。自分だってちょっとはメンタル来てるはずなのに、マイキーの気持ち、全体の雰囲気を気遣ってくれているところが「キャッチャーだなあ。」と思いました。全く尺はないのだけど、そこがキュンポイントだった。

あと、マイキーの「バジ」の2文字で寂しさを表現するのなんなん!最高すぎるやろ!(語彙力)


その後、武道とマイキーの2人でのお話のシーン。ご飯をお腹いーっぱい食べた後みたいにふわふわしていて、どこか昔を懐かしんでいて。光が当たって目が明るい。

「俺、あいつのこと大好きなんだ」って言った時、堪らなく優しい顔で笑ってた。黒い衝動とは真逆の表情。失いたくない物が失われなければ、マイキーはきっと壊れない。ずーっとこんな優しい顔していて欲しいと思ってしまった。

その後、たまに出てくるドスの効いた声、「殺す」とのギャップもヤバかった。


そして、バルハラに武道が入っていくシーン。

捻れた不気味な空気がバンッと入ってきてバルハラっぽさに感動しました。あとで配信観て気付いたけど、いっぺんに音、ライト、アンサンブルが入ったことで作られていたのかな。あれは確実にバルハラのアジトだった。



証人喚問。何回か観てて気づいたけど、バジさんの過去を知って「そういう事ならマジで大歓迎だ。」と言った半間はいつもの独特なイントネーションじゃなくて結構心境がモロに出た話し方だった。謎の多い半間。あくまで推測だけど、希咲が武道に恨みがあるの知っててそっち側についてる、バジさんの過去を知って恨みにヒットして仲間にした、と仮定すると、半間自信も何か恨みを持っていて、恨みを介して繋がっているのかな?今後が楽しみすぎる


諸々飛んで、次に感想を書きたいのは過去のシーン。みなさん声高くしてくださってるの有難いかあちい天使。生で顔の詳細が見えなくても着方のひとつでワクワクが伝わってくるの凄いな。そして、チョコパ全部食べちゃうの可愛すぎかよ!!!その言い方も可愛すぎかよ!!(語彙力)このマイキーのちょっと明るくて今よりもぽやっとした感じたまらなく愛おしいな。そして、マイキー指さしたあとメンバーみんなの顔みた動き!ふわっと動く後ろ髪、いつまでもパフェかきかきしてる姿、可愛い


そしてバジさんと一虎くんが旗をもって写真撮影の準備へ。観客側を1人の人として話す演技ってあんまり観たとこなかったから新鮮だった。このシーン、ジャンケンしてる間合いからしアドリブ?と思って後々Twitter検索したら案の定日替わりだった。

ぶん殴ってんのにありがとうっていうバジさん大好きやわ

そして、マイキー達が来て、写真撮影。この時またもやドラケンの片手ごめんが炸裂してキュン死しそうでした。完全なる需要理解。有難い。真ん中にやってくるマイキー、なるシャッター音。やっぱり6人じゃないとダメなんよ。号泣


次に、ツーリングのシーン。マイキーがバイクに乗っててびっくり!しかもちゃんとしたディオ!(いつか私も乗りたい)

「ホーク丸だ!」の台詞、アニメの時から絶対実写化して凌くんに言って欲しかったらここめっちゃ嬉しかった。もうキュンキュンが止まりませんでした。尊い

あの、配信で観てピンと来たけど、「ディオだけど」って突っ込んでマイキーに睨まれてから台詞言うまでの感情の繋がり方、凄くスムーズだったな。こういう丁寧さがマンガのようにカット割りのない舞台を作る上で大切なんだろうな。


「俺の愛車に指一本でも触れたら、殺すよ。」

会場では配信と違ってアップにならないので、敵との物理的な間がありながらなんだけれど、しっかりマイキーの「殺すよ。」の見えない圧が流れて相手に届いていくのが感じられて面白かった。そして何よりカッコよすぎません???


ヤンキーが一旦去っていってバジさんと一虎くんが話している間も4人が音声なしでワチャワチャしててマジで可愛かった☺️甘い声のマイキーが「あれー?」って屁理屈こねるのも超絶可愛かった。


そして、日替わりシーン

3/20はジャンケン。

まさかの一発で1人だけチョキのバジさんのみ負け。マイキーはびっくりで唖然。みんな大爆笑。バジさんがもう1回を頼むも行っちゃうマイキー。舞台袖まではけた後戻ってきて、したり顔で「へっ!」って。いや可愛すぎませんか!?このクソガキ感!


3/21はいきなりジャンケンからのかけっこ。

急にマイキーが始めるからみんな咄嗟に出すのにグーで揃うからびっくり。今思えば、昼のくだりがあったからかな?

マ「よし、かけっこで決めよう!」

ド「じゃあ何の時間だったんだよ今」

マ「決まんないから言ってんだろ。」

一虎「かけっこ?」

マ「何か文句でもある?」

一虎「ない。」

一虎くん、食い気味の即答。笑笑

マイキー「ここからな。」

一虎「質問していい?」

マイキー「なんだよ」

一虎「ゴールどこにする?」

マイキー「ここだ。」

赤ヘルを置いて設定。

ドラケン「大体100mか。」

パーちん「この勝負もらったな。」

スローモーションで駆け抜ける皆さん。

見返して気付いたけど、三ツ矢くん、なんかクロールっぽくない?

バジさんに背中から乗っかっておんぶさせて最後に後ろに引っ張って下ろした。当然バジさんはバランス崩して(丁寧にスローモーションで)尻もち着いてビリになってガソスタ行き決定。

もう、楽しくてクスクスしてもうた!

他のお客さんも結構笑ってて「こんなに笑っちゃっていいんだ!」ってなった。


バジさんが「これぐらい持っていけっ!」って赤ヘル渡してて劇場で「それもやらせるんかい!笑」と思ったけど、お家で見返したら単純で凌くんの後ろを1人だけ歩いてるきゃんくんが、凌くんの忘れ物に気づいて渡してくれてるんだよね。ファインプレーー!!(拍手)こういうの大好きなんですよね。笑 美味しいですありがとうございます!!


マイキーがホーク丸に蹴り入れるシーン。アニメ視聴時は絶対プロジェクトマッピングだろうな〜と思っていたので、ゲネプロ映像見た時は度肝を抜かれました。しかも、ちゃんと一発でガーッて遠く消えていくバイク。かっこいい。

バジさんにかける言葉も柔らかくて優しくて、皆殺しも本当にすごい迫力だった。オキニのシーンのひとつなのに、かっこいい以外の言葉が見つからないのが惜しい。


続いて、お墓参りのシーン。「今更どうにもなんなくても」ってところで声がちょっと揺れるのが、惑いなんだろうか。許せないって凄く苦しいことだと思う。一生その事を忘れられずに思って、エネルギーを使って怒って、囚われ続けないといけない。マイキー、ずっと辛かっただろうな

「お前は何がしたいんだ。」ここ、言葉を突き立てているような感じ。主題歌の言葉を借りると「心にナイフを突き刺」している感じ。この歌詞、この後のシーンを意味しているのだろうけど、そんなふうにも感じました。

あと、「この後武道の言葉がマイキーを救うのだけど、その言葉・武道を目覚めさせているのもまた、マイキーなんだよなあ。」とも思いました。


ヒナと武道の帰り道。ヒナちゃん、日替わりなの?ここも要チェックだな。

ネックレスつける時に立って座ってするの可愛い。キュン。


「もう戻れねえのかな。」

「兄貴ならどうすんだろうな。」

お顔が切ない。胸が苦しい。

「バブと語ってこいよ。気が済むまでさ。」って送り出した後のドラケンの手!この残った手がさみしい!さみしい


「どうか死なないで!マイキーくんが悲しむから!」

このセリフ。泣かずにはいられないですよね。

未来が分かっているがゆえの武道の台詞。未来を分かっている者たちにガンガン響いた

ここら辺で段々「敵、味方」ってワードがどんどん増えてきて、決戦を実感した。


決戦前夜の集会「俺、ガキになってもいいか。」の、「か」の音の残り方。「俺はダチとは戦えねえ」の言葉の柔らかさ。力強く全てを言い終わったあとの笑み。胸がどんどん熱くなって興奮していく。自分はちょろい人間なので、「マイキーがこんだけ本気になれば、いけるのでは!?いこう。取り戻そう!マンガの未来を変えよう?6人で笑おう!?」って思っちゃいました。


2

一虎くんの「殴り殺しに来たんだよ。」の声の揺らし方。まんまクレイジーな一虎くんで感嘆で「おお〜!」となる気持ちと、いよいよ始まるというドキドキが相まっていました。

後で見返した昼公演とはちょっと息の流れ方が違っていて、見比べて面白かった。


武道が戦況を変えるシーン。三ツ矢の「やるじゃん。たけみっち。」くーっ!!!かっこよい!!!その後に屈伸しているドラケン、セリフ話す前に長い前髪触った辺りからも圧倒的かっこよさで視線を釘付けにされたのですが!!なんかこう、動作は屈伸しているだけなはずなのに急に凄いオーラを放ってましたよね。


「人を殺すのは悪者でも敵を殺すのは英雄だ。」ここ、敵のはずなのになぜか神々しい狂気だった。あっくる!ってなっても新鮮に驚きがあった。


50vs1で髪結ぶバジさん無茶苦茶セクシーだった


黒い衝動に襲われたマイキー。武道が話している時もずーっと殴ってた。一虎もずっと殴られてた。

昔、金八先生か何かで「人を殴ると手も心も痛い」みたいな台詞を見た事があるけど、虚無なマイキーは痛みなんて感じてないみたいだった。きっと、心の痛みがカンストしてたのだろうな

あと、本当に殴られているみたいに見えすぎて配信でもたまに「大丈夫?」ってなる。凌くんの殴る演技が上手いのか、燈くんの殴られる演技が上手いのか、音響さんがぴったりなのか。


千冬が名前を呼ばれて飛んでいくシーン。1回足元通って足またいでバジさん抱えるのが結構不自然だったけれど、それを凌駕する感情の爆発達。あと、バジさーんっ!の長さ、昼公演は短めで夜公演は長めだった。東京公演はどれぐらいの長さの予定だったのかな


鼻すすって涙流しながら叫び泣いてる千冬。「(ペヤング)買ってきますよ」の言い方が微妙に違ってて、私は昼公演の言い方の方がこゆ過ぎなくて好きかな。体揺らしながら最期の言葉を語るバジさん。すすり泣く会場。

Twitterエゴサした時に、最後の頭ポンポンはアドリブ説出てたのですが、マジですか?と思ったけど昼公演は千冬の胸を拳でトンってしてた。毎公演千冬の涙を受け止めて、メンバーとの約束を全て果たせなかったその後に出てくる感情を、そのまま形にしてるってこと?プロすぎませんか


マイキーの「殺す」という台詞。昼公演はわりと抑揚のつけてる感じなのだけど、夜公演は本能のままに冷徹に言っている感じがする。


声を揺らしながら謝る一虎くん。漫画と違って顔の正面アップが見えにくいのが残念だけど、「そっちに行くよ」って言ってて、その時からもう既に死んで償おうって考えてたのかな


お守りのくだりになった時の武道の「バジくんはずっと1人で戦ってたんすね。」って話しているシーン。武道の表情も勿論とびっきりよいのだけど、その後ろで涙と鼻水で顔ぐしゃぐしゃにしながら肩を少し揺らして泣いているドラケンにぐっとくる。兄貴肌のドラケンが泣く事って滅多にないと思うんですよね。それぐらい、仲間の死って重いんだろうな


ここで過去の回想。「東京万次郎會だ!」のニッコリドヤ顔、凌くんで観たかったなあという想いもあるけれど、大人の事情で仕方ないよね。回想を観る時の視界に跪いたバジさんがいて、胸が痛かった。


「ごめんな。バジ。」

なんかもうお守り拾ってからここまでのマイキーの声がたまらなく優しくて、切なくて、堪らん。胸にジーンと、ガシーンと落ちてくる。マイキーの黒い衝動が浄化されていくのを感じた。


全てが終わって最後千冬が去る前に1回一虎くんの顔見る。その時のくしゃくしゃにした顔がなんとも言えなくて、その顔見てまた泣いてしまった


千冬とバジさんの過去のシーン。植ちゃん髪型似合いすぎじゃない?初めて生でお目見えしたけどありえんほどお顔がよい。そして、少年院にいる一虎くんに向けて書いた手紙。少年院って誰もわざわざ手紙を寄越してこないから誰とも連絡が取れず隔離されて1人で本当に孤独らしい。一虎くんの孤独と地獄に、ずっと寄り添ってたんだよね、バジさん涙。


凄く穏やかな表情でお墓参りするマイキー。許すという行為も、許せないという気持ちと同じ位、苦しい事だと思う。受け止めて、受け入れて、乗り越えないといけない。乗り越えた物語の最後に、どうか幸せが待っていますように。




最後の任命式。

まさかの2回目の主題歌。全く違う意味にとらえられた。「朝目が覚めて光浴び、気付くんだ。昨日までの僕が続いていることに。」1回目の意味はヒナちゃんを救えない現代を見たあと過去に戻ってきた時、過去に居続けていることに気付くという意味に感じていた。

しかし、2回目ここで歌詞を聴くと、「昨日まで=血ハロまでの自分の動きが続いている。無駄じゃない。」という意味に感じられて、「あ、そういう意味なのか!?」となった。


そんなこと思っている間に、みんなが笑ってくれる。マイキーが笑ってくれて!ドラケンの隣で!それがもう本当に純な笑顔で。舞台本編でも後半はマイキー暗いし、原作毎週追ってても1人になった虚無マイキーしかいないから「もう笑ってるマイキー見たいよ〜泣」と思っていました。アニメのここのシーンのことは正直忘れてたし、まさか最後に笑顔が見られるとは思ってなかった。だから、たった23秒だったのだけど、その笑顔を見た瞬間に「マイキーが!笑ってる!!!」と、もうマスクの中ぐちゃぐちゃにして号泣してしまいました。


正直、アニメと同じ感じで終わるのかと思っていたので、バッドエンド覚悟で劇場に来た。

だから、すぐ暗転してカーテンコールが始まった瞬間「ふぇっ!終わり!?」となって、涙でメイク総崩れな顔を大人気もなく手の甲でゴシゴシ拭きながら拍手した。


終演後、身体だけは会場から出たものの、精神はまだ客席と物語の中にあって、ぽわぽわしている。この感覚、時間が愛おしい。


なんだか心が温もって、3月寒さの厳しい大阪の夜をぽかぽした気持ちで歩きだした。


そして、42日。コロナウイルスによる休演、いきなりの公演終了が告げられた。1個目のツイートではピンと来なくて、何個も同じ旨のツイートを観て、やっと実感が湧いて膝をついて泣き崩れた。当時のTwitterにも書いたが、虚無感と、喪失感と、よく分からない黒い穴が心に空いた。

空いてしまった時間をどうやってすごしたら良いのか分からず、この思い直でを語れる友を持たず、結局大阪の配信を観て、このレポートを書いた。


あれから2週間が経ち、今日に至る。いつの間にか現実を受け入れて、飲み込み、次の作品への希望を募らせている。そして1つ、思った事がある。

千秋楽という大事な公演も一筋縄では行かない事も、なんか「東リべ」っぽくない?

どれだけ今後公演があったとしても、(敢えてこの漢字を使われせて貰う。)亡くなった公演に代わるものはない。それは事実として心に置いておくとして、このメンバーは皆これから同じ思い出を背負って生きてくゆく事だろう。

それは、これから長く続くシリーズをもっともっとよくしてくれる、苦くて痛いスパイスになってくれるのではないだろうか。そう思わずにはいられなかった。どうか、あの悔しい思いのリベンジが次作という形で出来ますように。最後まで、舞台化出来ますように。そんな願いをもって、舞台東京リベンジャーズ 血のハロウィン編の感想を終わりとする。

舞台 東京リベンジャーズ 大千秋楽 感想

舞台 東京リベンジャーズ 通称リベステの千秋楽配信を視聴しました。

最っ高に熱い夏でした!!!!!

ディレイ配信期間が終わって9月になっても、私の頭はまだどこかリベステの世界の中にいて。

どこにこの熱と夏の終わりのリベロスをぶつけたらよいのか分からないので、誰かへの共有も兼ねて数日空き時間に書き殴ってみます。

また、以下の点もご容赦ください。

・諸々の配信期間終了後に書いているのでうろ覚えです。

・ネタバレ過多

俳優界では松田凌くんを推し、作品がドラケン・マイキー推しなので、若干ウエイトが多いかと

・常体語と敬体語混ざりがち

はてなブログあまり詳しくないのでフォント等甘めです。特に違いに意味はありません


では、始めます。


脚本・演出

原作に忠実で要所が残っているからすんなり内容が入ってきました。

後でググッたところ、脚本・演出担当の伊勢直弘さんは「ノラガミ」や「松ステ」も担当しているそう。そりゃあこの安心感な訳だ。

配信後に原作と比べながら見てみると、お子様ランチを食べた後寝ちゃうシーンは顔をこちらに向けて眠ってくれたりと有難い変更が多数。あっくんの自殺シーンやマイキーとドラケンの喧嘩シーンの縦横の箱の使い方が抜群で「えっ大丈夫!?」となりました。

私的には舞台の落ち方の方がアニメには出来ない、人間臭さが出るリアルな落ち方だなと。また、余計に飾らず役者の拳を立たせるセットはストレートプレイ大好き民には堪らない演出でした。

あと少し欲をいうならば、「静」の瞬間が欲しかったかな。例えば、マイキーが武道を殴るフリをする瞬間もBGMが流れっぱで、アニメの予習で無音の一瞬に度肝を抜いた民としては「え、このままいくの?」と思ってしまった。多分時間の都合だと思うけど。(それか、実際に3Dにすると思ったかんじにならなかったか。)


キャスト

発表された時総じてメインが知ってる安心で楽しみなキャスティングという感想だったし、作品の有名度を知った後や鑑賞後も、それは裏切られず。12年後の秋に血のハロウィン編を同じキャストで出来たらめっちゃエモいですよね。続投に期待!!!

特に気になった人を1人ずつ書きたい。全員じゃないれど悪しからず。


木津つばさくん(花垣武道役)

木津くんは短刀、博多藤四郎のイメージがあったので発表時作品を知らなかった私は「どんな主人公?」と思っていたけど、アニメで予習してキャスティングの意味がわかりました。

他の方のレポや稽古場凸のyoutube(https://youtu.be/2vXlHzXncW0)で凌くんが言っていたように誠実な性格は武道に通ずるところがある。千秋楽挨拶の「生きていること、板の上に立ってこうして皆さんと会えることが本当に嬉しいです。」(ニュアンス)と涙ながらに語ってくれた時にはこちらもうるうる。「俺なんか変なこと言ってますかね〜?」は木津くんから出た言葉なのにまんま武道だった。笑

1回目に観た時グッときたのがマイキーとドラケンの喧嘩を止めるシーン。武道のトーマン愛と責務感がガシガシ伝わってきてたまらんかった。

あと、アニメと比べ観した時に演技で特に面白いなって思ったのがマイキーが初登場して自分を名前を名乗るシーン。アニメでは結構小さめの声で怯えながら自分の名前を名乗ってるんだけど、舞台ではその迫り来る怯えを振り払うみたいに「花垣、武道ー!」と叫んでいて、「ほう、これが木津くんの味付け!面白い!」となりました。


松田凌くん(マイキー役)

これは余談ですが、凌くんのインスタでこの発表を知って、最初は全くこの作品を知らなかったので「また有名なキャラを演じるのね。」と思っていたけれど、映画公開と共にその知名度は鰻登りになって「いや、とんでもない役だな。」と、驚きと期待が積もっていきました。

初登場、ひよってるやついる?、2人の喧嘩のシーン。どれもマイキーとドラケンの2人がキレると空気がピリッとなるのが本当にゾクゾクして楽しかった!特に、ひよってるやついる?のシーンは、「キタキタキタキター!」と楽しくなっちゃう。「いねえよなあ?」の圧のかけ方が好き。10回以上はリピったけど、まだ見たい。これはDVDコースかな?笑

ヒナちゃんに注意する時の「無茶はダメ。相手が相手なら、大変なことになっちゃうよ?」と、ぱーちんに言う「だよな。」が甘すぎて死にそう

お子様ランチのシーン、アニメに忠実にほっぺ沢山膨らませてくれて「これぞ可愛いマイキー!」ってキュンとした。

病院の隅で涙するシーン、マジで手の動きがアニメそのままで表情がアレンジされてて感情移入しすぎて数秒で泣きそうだった。


まとめると、凌くんがマイキーをしてくれて本当によかった。これは他の過去作とか一定の技量のある役者さんあるあるなんだけど、細かい部分が整ってるから(ここのシーンは真顔で通すとか)、その佇まいでマイキーとして、そのキャラクターとして板の上にいる存在を認識出来て、「マイキーに似てる」じゃなくて「マイキーだ!マイキーが存在してる神々しい」って毎回新鮮に思えるんだよね。


あと、キャスコハウスの東リべメンバー4人回(配信期間終了してた。永久保存したい。)で、莉太くんや史人くんから「背中で語る」とか、「(ひよってるやついる?のシーンで)オーラにこの人について行こうって心が決まった。」って言ってて「くぅ〜!かっこよ!まんまマイキーやん!!」と感じる。たしか薄ミュの時も広くんから「必死に食らいつく座長の背中を見て」(ニュアンス)って言ってた事思い出して、「命を懸けて」とかのお客さん向けのコメントでの大袈裟な位の本気コメントとのギャップに萌えつつ、背中で語る慣習を持つ圧倒的日本男児の風を感じた。


陳内将さん(ドラケン役)

マイキーの欄で書いたようにピリッとした空気がたまらん!ヒナちゃんの腕掴んだ時の台詞等のドスの効いた声がザ・ヤンキーって感じでゾクゾク、ワクワクした!流石の安定の実力。

あと、ヒナちゃんにする「ごめん!」の困り顔可愛すぎた。そして、クレイジーレインでもこの声に近かったからこれが地声なのかと思ってたけど、YouTubeの凸の動画(リンクは上記)で話してる声が半トーン位高かったので「え!こっちが地声?寄せたの!?」と後からびっくり。加えて、こちらもマイキー同じくディテールが凄い。刺された時にしっかり白目だし、ないはずの自転車の虚像とか担がれた武道が見えたし、バットしっかり投げてるし。バットが軽すぎるとあそこまで飛ばなそうだからまあまあ重量ありそう。あっくんの自殺シーンの舞台稽古で使っていたマット(リンクは上記)を縦に使ったのかな。だとしても凄い演出。あと、同上の動画で凌くんが「お茶飲もうって行ったら出してくれてる。」って言ってたり、Twitter漁ったらアフタートークで凌くんフォロー談が頻出したり「いや、こちらもリアルにドラケンー!」(粗品)になりました。

加えて、youtubeで言ってた「キャッチャー。」ってワードが凄く納得出来た。キャラとしても、マイキーやパーを支えるドラケンとしての深み・包容力があったし、役回りとしても、将さんの一言でシーンをキュッと締めるとか色が変わるシーンがまあまああって、配信後にyoutube見て「そうか。これがキャッチャーか!」ってなんか妙にスッキリした。


ぺーやん ぱーちん

作中とリアルのギャップが凄い。たまに三津谷くんに絡みに行くのが可愛い。後輩のみんなの面倒見てるんだろうなっていうのが雰囲気とかTwitterとかで伝わってくる😌

ぺーやんとマイキーのシーン、ぱーちんが一生懸命長内殴るシーンもいいよね。胸が熱くなる。



相澤莉太くん (三津谷隆役)

ぺーやんにドラケンの事教えてあげるシーンも皆さん好きだと思いますが、私のツボは「総長の客に手だしてんじゃねえよ。」です。あそこで助けてくれる三津谷くんは胸きゅん。あの言い方が好き。原作に似すぎの顔面のよさに引き込まれた感も否めないけど。笑

「三津谷かっこよ。今流行ってる方なのかな?」と、初役付きとは微塵も思わず観てたからカーテンコールで驚き桃の木山椒の木。完全にこれが彼の出世作となったことでしょう。

個人的主観なのですが、初役付きの人って割とアンサンブル感・養成所の匂いが残っているように感じる事多いのですが(失礼)、全然それを感じず、三津谷として魅力的に引き込まれました。

でも、それを踏まえて観ると「あ、今噛みかけたね?」というところもあって可愛い。

公演を重ねる事にファンが「え、1の三津谷初々しい〜」っキャピキャピする程成長して、ファイナルの頃にはより成熟した三津谷を見せてもらえたらエモエモのエモやな。

そして、キャスコハウスの配信で凌くんが「莉太は、いい意味でバカだね。」「演劇バカなところが、初めて莉太を観る人達に三津谷として認めて貰えた所以だと思う。」(ニュアンス)と言ってて、凌くん無意識だと思うけど過去に別作品でyoutubeでインタビュー受けた時、「演劇バカ」ってタイトル付けられてるんですよ。凄い運命を感じて、これから莉太くんが売れていく布石に感じて仕方なかった。

あと、愛され力が凄い。ド天然という魅力に加えて真面目だからか、アフタートークのレポとか見ても観客の関心持っていってるの感じる。私も名前覚えた。黒髪の時わかんなかったから、違う髪になって分かるかは微妙だけど。笑

これは本当に余談だけど、天然で短髪でイケメンでボクシングしてて黒目が大きいから、めっちゃ上田竜也くんの若い頃に感じた。笑

キャスコハウスの莉太くんマジで目が大きくてポメラニアンだった。



書いたらスッキリ。半分くらいは現実に帰れたかな。でも、まだリベステの世界に居たくてyoutubeゲネプロの映像リピってる自分もいます。拙い文書をご覧頂きありがとうございました。またいつか、次作でお会いしましょう!!!